冠婚葬祭とフラワー電報


電報は、日本では明治時代に実用化され、緊急情報を連絡する手段として用いられてきましたが、1960年代以降、一般家庭にも電話が普及すると、利用される機会は減少しました。さらに時代が進むにつれて、ファクシミリ、携帯電話や電子メールが広く用いられるようになり、電報は緊急時の連絡手段としてはほとんど用いられなくなりました。

その一方で、特別な機会に改まった形でメッセージを送る手段として、フラワー電報は今も用いられています。その多くが冠婚葬祭に関する場合です。冠婚葬祭とは、人間が生まれてから亡くなるまで、さらに亡くなった後に起こる大きな節目や行事を指しますが、このうちで電報が多く用いられるのは「婚」と「葬」です。電報を送った経験があるという人の多くは、このいずれかの場面だったのではないでしょうか。

冠婚葬祭の最初の「冠」は、元服(大人になること)を意味します。現在でいえば成人式に当たるわけですが、そこから派生して、七五三や入学・卒業など、人生の節目も指すことがあります。七五三は、乳幼児の死亡率が高かった時代において、ある程度の年齢まで無事に大きくなったことを祝うものです。その後の節目となる入学や卒業は、成長の過程における通過点であるのと同時に、入学に向けての(受験)勉強や、卒業に至るまでの学校での勉強などに対する努力をねぎらうものでもあります。

ここでは、人生の節目である入学や卒業を、電報を使って効果的にお祝いするための方法についてお知らせします。